便利グッズを上手に活用しよう

介護施設や福祉医療の施設でよく見られるのが、車いすや歩行器です。車いす関連の介護用品には、車いす専用のクッションや、専用のシートなどがあります。また、折りたためる軽量な車いすや好きな姿勢に変えられるリクライニングや電動車いすなど種類も豊富です。歩行器では、手で持ち上げて前へ進む歩行器や、前輪歩行器、四輪歩行器などがあります。このような器具や、杖などを使うことによって、人の手による介助なく自立して移動したり、身体が不自由な人でも介護する人と器具を使うことによって移動することができます。次に、食事の場面での便利グッズは、食べこぼし防止のエプロンや、楽に掴んで食べることができる箸、持ちやすく、すくいやすい形になっている食器などがあります。扱いやすい食器やスプーンを使用することによって自分で食事をすることができます。

入浴やシャワーの際にも、便利グッズで負担を軽減すること可能。簡易シャワーなどで寝たままでもシャワーをすることができます。シャワーベンチは、背もたれやひじ掛け付きのものや、U字型になっているものがあります。楽に高さ調整したり、折りたたみができるタイプの物など様々です。また、座ったままの姿勢や寝たまま入浴できる機器などもあります。専用のストレッチャーや担架、専用の搬送車で浴槽に連結させることができます。自立した入浴ができる機器や、リフト式になっていて、移動や姿勢の変更を楽に行える機器もあります。