介護施設や訪問介護など、介護のプロに活用されている便利グッズ。しかし、近年は介護業界ではない、一般の人にも広く活用される傾向にあるようです。超高齢化社会の日本では、病院や介護施設ではなく在宅で介護を受ける人がどんどん増えています。しかし、一緒に暮らす家族にとって慣れない介護を行うことはとても大変なことで、なにげない世話でも難しいことやできないことが意外と多いものです。そこで、最近では介護をする人の負担を少しでも減らすための様々な便利グッズが開発されていて、在宅介護の救世主となっています。家族が在宅介護をする上で、一番大変で悩みが多いことの一つに排泄の介助があります。特に、立ち上がって歩くことができなかったり、寝たきりの人を介護する場合にはオムツの交換が必要になりますが、素人がオムツを替えるのは重労働です。そこで、人気なのが24時間体制の排泄サポートができる自動排泄処理装置です。この装置があれば、排泄物の吸引から乾燥までを全て機械が処理してくれるので、定期的なオムツ交換や夜間の排泄介助も必要ありません。
その他にも、オムツ交換のタイミングを察知するのが難しいという人には、服の上からオムツが濡れているかどうかを確認できる排尿探知機があります。また、オムツに排尿することに抵抗がある人のためにベッドで座った姿勢や寝たままの状態でも排尿をさせてあげることが可能なポータブル排尿器もあり、簡単に排泄ケアができるグッズとして人気です。こうした便利グッズを積極的に活用することは、在宅介護生活を続ける上での一助となり、介護をする人のゆとりにもつながります。